登山に向いている防寒着のおすすめは?
素材、枚数、普通のフリースとの違いについて説明します!
山では標高が100mあがると気温が6度下がります。
夏山で登山開始時に30度以上気温があった場合であっても、山頂に到着した時には気温が0度近くになる場合もあります。
この山頂での寒さ対策を怠った場合、低体温症になる場合があります。雨が降り、さらに体感温度が下がる場合は最悪の
場合死にいたるケースもあるので寒さ対策は怠らないよう注意してください。
どんな素材が良いのか?
登山は荷物にならないものを持参してください。
具体的にはダウンやフリースです。
一般的にダウンジャケットは保水力が高いため、雨が降った場合に機能が急激に低下します。
なので、保水しにくく保温性の高いフリースがおすすめです。
登山用に販売されているフリースはこの機能に加えて「乾きやすさ」が非常に優れています。
汗や雨で濡れた場合も乾きやすく保温性の高いフリースならば安心して寒さ対策が可能です。
持参する枚数
防寒着は多く持ち込むと邪魔になります。必ず1着だけにして下さい。
どうしても寒さが心配な方、またはフリースと雨具だけでは寒さ対策が十分ではないと感じる方は
市販の小さくなるダウンジャケットを持参すると良いでしょう。(山小屋や山頂のご来光待ちで着用するために)
ヒートテックは防寒対策になりません
ヒートテックを山で使う方がごくまれにいますが、ヒートテックは吸水力がとても高いため、
大量の汗をかくとその水分が原因で体が急速に冷えてしまいます。
ヒートテックは持参しないようにしてください。
最後に
山は寒さ対策がとても大きなポイントのひとつです。
寒さは体力を奪います。楽しい登山になるかどうかが、たった一枚の防寒着で解決します。
しっかりと準備して楽しい登山をお楽しみ下さい。