登山用品の専門店等に行くと「ベースレイヤーはとても重要!」などとアドバイスされたりしますが、まずベースレイヤーって何?ってとこからこのブログでははじめてみたいと思います。
ベースレイヤーって?
ベースレイヤーとは、肌に直接触れる服のことを言います。シンプルに言えば下着なんですが、下着よりもちょっと上に着て体温調節をうまくキープしてくれるものを専門的にかっこよく言うとベースレイヤーとなるわけです。
登山では、このベースレイヤーを上手に選ぶことで、長時間運動している状態でもかなり快適に過ごすことができ、登山の効率が上がるため、ベースレイヤーを上手に選びましょう。とアドバイスされます。
下着なんて何でもいいじゃないかと思ってしまうと思いますが、実際に山登りをしてみると普段以上に汗をかいてしまいます。また、一方で汗をかくことで、急激に体温が低下することもあります。
そこで、登山に向いている機能を持つ肌着的なものをを身に着けることで、その日常とは違う環境でも疲れすぎることなく体温を一定に保ち、山登りを楽しむことができるようになるんです。
ベースレイヤーはカラダの体温を保持し、心地よく保つためにとても重要な服です。
肌はべとべとしないで、体を温めてくれる、メリノウールやポリエステル素材を選ぶといいでしょう。
今回はその解説をしていきたいと思います。
前回の登山用の服に関することと同じで、何を選ぶかは個人の好みになります。
機能をよく知ったうえで、自分に合いそうなものを選んでいくといいでしょう
どんな物を選ぶといいの?ウェアごと
▼下着(パンツ類)
これは本当に個人差があると思います。毎日身に着けているだろうものですので形にも個人の心地よさやこだわりがあると思います。
登山の時はできるだけ軽くて通気性のある素材でできたものを選ぶといいでしょう。肌に密着してキッツキツなものを選ぶ必要はありません。
綿素材は一旦濡れてしまうと乾くのに時間がかかってしまうためあまりお勧めではありません。濡れたまま着用していては気持ちよくもありませんし肌が擦れたりして痛くなることもありますし、何よりも不潔な状態になってしまいよくありません。
おすすめの方法: 下着(パンツは2-3ペア持っていきましょう。1ペアずつ洗って使うということを繰り返すと便利です。(長期の旅の場合のみ。富士登山ではそれほど必要ないでしょう)
▼女性用ブラ
スポーツブラがおすすめです。特に小さな留め具がついていないほうがいいです。
留め具が壊れてしまったりしたら使えなくなるからです。
素材としてはとても軽くて乾きやすい素材のものを選ぶといいでしょう。
▼タンクトップやキャミソール
これらは様々な機会で使用が可能です。
寒い時に着たりTシャツの代わりに日常使いしたり、夜寝るときのパジャマでも使えます。
おすすめの素材はシルク、ウール、化学繊維のどれかを選ぶのがよいでしょう。
▼ベースレイヤーの上と下
よく冬になると登場する暖かいシャツってありますよね。
薄い素材でできているのに、体の熱を保存してくれるあのシャツです。
ただ日常使いであれば、あの有名なシャツでいいのですが、山登りでは使用環境が違うのでしっかりと体からでた湿気を放出してくれる通気性の良いシャツを使用するほうがいいです。寒い時に身に着けたとしても、運動すると体が熱くなります。暑くなっても快適に過ごせるためには通気性が良いというのが必須条件になります
今回は登山の洋服でのベースレイヤーについて説明しました。
富士登山では登山の日程が短いですが、応用できることも多いと思います。
基本はどの行程でも同じなので、ぜひ快適な山登りになるように、しっかりと選んでみてくださいね。