山菜がメキメキ生えてくる時期ですね。山登りに抵抗や苦手意識がある方は、ぜひこの機会に山菜採りに出かけてみてはいかがでしょうか?
山菜探しが宝探しみたいで、とても楽しいですよ。
なかなか食べる機会が減ってきている山菜ですが、季節を感じることができるので、ぜひ食したことがない方はためしてもらいたいですね。
緑が多い日本の山には沢山沢山生えてきて、毎年春が来た喜びを教えてくれているようです。
山菜採りにでかけるのはおじいちゃん、おばあちゃんが多いようで、毎年この時期になると、山菜採り中に怪我をして動けなくなったり
道に迷ってしまったりというニュースを良く聞きます。
これは若い人にも当てはまることですので、最低限の準備だけ整えて、必ず帰宅できる範囲内での山への入山をしてください。
あと許可されていない私有地の山へ山菜採りにいかないでくださいね。
神戸アウトドアのスタッフもみんなで先日近くの山へみんなで春の山菜コシアブラ探しに出かけてきましたので、その時の収穫の様子と必要だった登山の道具について説明します。
山菜採りが山登りよりも楽しい理由
山登りが苦手や嫌いでも、山菜採りが目的の場合、山登りがめちゃくちゃ楽しくなることがあります。
山登りのように一定のスピードで頂上を目指してあるき続けるよりも、
山菜を探し回るため歩くスピードがゆっくりになります。
山菜がある山に入るので、緑が生い茂っていてとても気持ちがいいです。
山菜はお水があるところにも沢山ありますので、きれいなお水を見て癒やされます。
山菜採りに出かけるときには、山菜に詳しい人と一緒に出かけるか、山菜の写真付き本を持参してゆっくり採取する方法があります。
詳しい人と出かけたほうが効率的なので、最初の年は詳しい人と一緒にでかけるといいでしょう。
見つけたときの「あった!!!!」の声がだんだん大きくなっているご自身に気がつくはずです。
頂上まで行かなくても山菜に出会えることは多いです。ご自身の体力と相談しながらゆっくり登ることもできますので、
運動が苦手、山登りはおいて行かれたりすると悲しい気持ちになるという方には結構おすすめです。
山菜採りに必要な登山道具
山菜採りは、「山に入る」事になりますので、比較的しっかりとした登山の服装をしていくことがかなりおすすめです。
おすすめの理由は、安全面、そして山菜採りという緑の中にズンズン入っていく必要性を考えると
思った以上にしっかりとした登山道具で出かけたほうが良いからです。
最低限の道具だけはぜひ準備して山に入ってくださいね。
● 登山靴
山菜が生えている山は結構足場が悪いです。
途中で捻挫などの怪我で山菜採りが中止になってしまわないよう、しっかりとした登山靴を履いていくことをおすすめします。
私も昔、長靴で山へ山菜採りにでかけたことがありましたが、足場が悪く、ふらついて、何度も転びかけました。
登山靴であれば、グリップがしっかり効いているので滑りにくく、またハイカット、ミドルカットであれば足首もしっかりガードしてくれるので
足元がふらつくことが少なくなると思います。
● 上下セットのレインウェア
雨が降っていなくても、山に入る前に上下ともに着ておくといいです。
理由は、山で山菜が生えているところには草や木も多く、普通の布のズボンなどだと
引っかかってしまうことがあります。
また上もセーターやフリースなどでは、枝に服が引っかかることがよくあります。
レインウェアであればつるつるしているので山の葉っぱや枝がひっかかりにくいです。
虫などがついても、パッパと叩くことで、すぐに何処か別の場所へ行ってくれます。
● ゲイター
ズボンと靴の隙間から、虫が侵入してくるかもしれませんので、
このゲイターで覆っておくといいです。
神戸アウトドアでは、「砂よけスパッツ」という名前でレンタルしているものになります。
● 手袋(軍手でもよい)
山菜を取るときに手袋を使うと、手が汚れにくいですし、山菜も痛みにくいですよ。
● 懐中電灯
万が一、山菜採りに夢中になりすぎて暗くなってしまったときに必要です。
明るいうちに帰ってくる予定でも、念のために持っていきましょう。
● 行動食
腹が空いては。。。って言いますよね。
途中にコンビニはありませんので自分でご飯の準備をしておいてくださいね。
● 飲み物
喉はものすごく乾きますので、飲み物も持っていってくださいね。
● 防寒着
山菜がある山は、普段の地上よりも寒かったりします。
念のために暖かい服装も準備してくださいね。
● ザック
上記のすべてのものを収納する必要がありますので、両手が自由になるリュックサックはおすすめです。
神戸アウトドアでは「ザック」という名前でレンタルしているものです。
その他
山菜を入れる袋ももちろん必要です。
簡単なビニール袋などでいいですよ。
山菜採りのときに注意すること
山菜採りでは、私有地に勝手に入って山菜を採取しないようにしてください。
ちゃんと許可されたところかどうか予め確認してから入山してください。
ゴミなどを持ち帰るなどのマナーもしっかり守ってください。
地元の方に出会うことがあれば、元気よく挨拶してください。
きっとこれでみんな山登りに興味が出ちゃうと思います!