富士登山 | ザックカバーの機能と雨対策について
雨カバーがあっても濡れる
リュックサックの荷物部分をカバーしてくれるレインカバーやザックカバーは様々なタイプの物が出ていて、できるだけザックの中身が濡れないように対策してくれてはいますが、
ザックの中身が濡れないかと聞かれると、、、
答えはNOになります。
できるだけ、ザックの中まで水がしみるまでには時間稼ぎはしてくれるかもしれませんが、中身は時間と共に濡れます。
なんで濡れるのか?
濡れてしまう理由はザックの作りにあります。ザックカバーがかからない部分からの水の侵入があります。
ザックは縫って作られていますので、その小さな穴からも雨が侵入してきます。ザックを作成するための布がウォータープルーフであったとしても、どう頑張っても縫い目から入ってきてしまうのです。
もし、ウォータープルーフでない布のザックだった場合、縫い目からの侵入だけでなく、
ザックカバーから滴り落ちるお水がザックにしみ込んでしまうことで中身が濡れてしまいます。
どうやったら濡れないの?
よく登山に出掛ける方や、プロの登山家たちが使用しているのは、
実はジップロックのような簡易ジッパー付きの透明な袋になります。
実は、ザックの中身が濡れないようにするには、ザックカバーを使用したうえで、このようなジップロックの袋を使用するのが、ベストです!
ジップロックのような袋は、軽くて、丈夫だし、しっかりと密封して雨から守ってくれるので安心です。
富士登山ではあまり関係ないかもしれませんが、動物がいる可能性のがある山では、
食べ物のにおいが出ないこのような袋はとても便利です。
このようなタイプの袋にいれておけば、食べ物のにおいがしないので、動物に襲われる可能性も減ります。
富士登山でもそうですが、最近はデジカメやスマートフォンを山登りに持っていく方も多いと思います。
そのような水に弱い電子機器類もジップロックの袋に入れておけば、急な雨でも故障することなく安心していられますし、スマートフォンであれば袋に入れたまま操作も可能です。
リュックサックの中に、いろんな小物を小分けにするにも向いています。
透明なので、ものを出し入れするときにもすぐに、中身が何かを確認することができます。
洋服などもしまっておけば、びしょびしょになること無く、
雨宿り時に山小屋で着替えも可能になります。
ジップロックでは見た目的に、テンションがガタ落ちになってしまうという方には、
ドライバッグというものがおすすめです。
ジップロックよりもおしゃれ度が高く、また使い方を間違えなければ、
しっかりと雨などのお水から中身を乾燥した状態で保ってくれます。
富士山では長時間屋根がない場所で歩くことになるため、
雨対策は必須です。
是非アドバイスを参考にして、雨対策を行って、楽しい山登りにしてください。