富士登山 | 行動食のあれこれ

行動食、登山中のおやつ、登山の食事等、いろんな検索ワードで富士登山に持っていく食事を考える方が多いと思いますが、どんなことに気をつけて登山中の食事を考えるといいのでしょうか?

今日は、行動食に関するあれこれをお話したいと思います。

行動食や登山中のおやつはどれだけの量をもっていくべきなのか?

富士登山の場合であれば、道中の山小屋でいろいろ食事を購入することができるので、それほど沢山の量を持っていく必要はありません。
初心者の方ほど、荷物が重くなることを考え、食事の量は最低限にすべきだと考えます。

ある程度山登りの経験がある方であれば、山小屋の食事が高額であることをご存知だと思いますので、ご自身で準備されると思います。
また富士山以外の山にのぼる場合、富士山ほど山小屋が充実していないこともあり、
自分で消費する食事の量を予め予想して持っていく必要があります。

山小屋がない登山で、1泊以上の登山計画であれば、行動食や食事を自分で用意して持ってくとすると、やはり、「ちょっと多いかな」と思うくらい持ってく事が実は必要です。
個々人の体の大きさや、登山中に消費するエネルギー量にもよりますが、
大体一人あたり700グラムから1.5キロくらいまで持っていくと十分かとおもいます。
カロリーとしては、2500から4500カロリーくらい取れるくらいが必要です。

何度も言いますが、上記の行動食の量はあくまで、目安であり、経験により持っていく量はご自身で調整すべきです。
初心者であるほど沢山もってきがちですが、経験がないことにより、食事の重量がおもすぎるせいで、登山を楽しむことができないことも多くあります。
ご自身の登山経験を積むことで、自分がどれだけの量の食事をもっていけばいいのかというのは、だんだんわかってくると思います。

行動食を選ぶ基準について

好みの味のものを選ぶ
山登りのときは思いっきり好きな味のものを選んでください。
大好物の味であるからこそ、パワーフードになります。

 
低カロリーばかり選ばない
ダイエット中だからといって、低カロリーのものばかり選ばないようにしてください。
登山中は必要なカロリーがあります。

 
栄養素について
チョコレートバーやキャンディーバーなども行動食としてはOKですが、
ナッツやドライフルーツのほうが栄養価が高いのでおすすめです。
またこれらに関しては軽くて持ち運びもし易いため、キャンディーなどよりも栄養面では優れています。

 
ゴミが出にくいものを選択しよう
十分なくらいにラッピングしてあるおやつや食事に関しては、包装をはがして最小限にしてジップロック等の袋へ小分けしておくといいでしょう。もし火を使って調理して食べる食事を持っていくのであれば、具体的な作り方もメモなどシて忘れないようにすべきです。
出来るだけゴミが出ないような工夫をしましょう。(富士山では火を使った調理は禁止されています。)

 
水の量は限られていることをお忘れなく
基本どの山に出かける場合でも、お水の量は限られています。
お水の補給ができる山にでかけたとしても、大切に使ってください。
自分自身で持っていくお水は出かける山により異なってきます。
お水が入手できる山なのかどうかは事前にリサーチしておきましょう。

 
燃料について
もし、登山中の食事を調理する予定であれば、調理に必要な燃料も持参しましょう。
どのくらいの量の燃料が必要なのかも考える必要が出てきます。(富士山では火を使った調理は禁止されています。)

 
費用について
便利なものにはお金がかかります。富士山であれば、山小屋で食事が購入できるというのは「便利なこと」なため、地上よりもかなり高額です。これはしょうがないです。
自分で食事を準備する場合でも、お湯につけてぐつぐつするだけで出来上がるご飯というのはお金がかかるのもですが、登山中はとても疲れてしまっているので、あれこれ調理するよりも、お湯をわかすことぐらいしかできなくなっている自分に気がつくことができると思います。

今回は行動食のあれこれについてお話させていただきました。
山登りに行く際の、参考にしてくださいね!