登山装備レンタル | レンタル装備の使用練習 (登るまでにすること)
富士登山に向けて装備の準備ができかたら事前に練習してください。
練習不足により、いざ登山に出発する直前にあたふたしたり、
足場の悪い登山道でどうやって使うんだろう?ともぞもぞしている人をよくみかけます。
今回は最低限必要な装備の事前に練習しておくべきポイントをお伝えしていきます。
★登山靴
ポイントは靴の履き方です。
登山中に、靴の中で足がつま先側に足がズレていかないように注意する必要があります。
ずれることで、爪に内出血ができたり、靴づれの原因となります。
以下の手順で靴を履くことで靴が足にしっかりとフィットして怪我を防ぐことができます。
①靴紐をすべてゆるめる
②靴に足を入れる
③カカトを地面に付ける
④足先側からしっかりと締め込む
⑤最後に結んで完成
登山靴での歩行に慣れていない場合、とても歩きにくく感じることがあります。
履き方と同じく歩行も事前に練習しておきましょう。
★ストック
ポイントは伸縮の練習がポイントです。
ストックの伸縮は回すタイプとクリップタイプがありますが、
クリップは破損しやすいため、今回は回すタイプの練習を紹介します。
ストックの伸縮時には以下の手順で行います。
①地面側のポールを持ち、反時計周りに回すとネジが緩みます
②好みの長さに調節して地面側のポールを時計回りに回すと固定されます。
③まっすぐと立ち、肘が90度になる位置に調節したらその位置が基本位置です。
登りは少し短め、下りは少し長めがおすすめです。
★ヘッドライト
ポイントは電池交換の方法とヘッドバンドの調整方法です。
夜間に電池が無くなった場合など電池交換には慣れておく必要があります。
ポイントは以下となります。
①電池が収納されている場所を把握しておく
②電池の向きを把握しておく
③電気キャップの締め方を把握しておく
続いて、ヘッドバンドの調整方法です。
夜間登山で初めて触ると、調整できずにあたふたする方もいます。
調整の方法は簡単なベルト方式なので、確認しておくと誰でも理解できるので、事前確認を忘れずに。
★ザック
ポイントはポケット位置の把握と各ベルトの調整方法です。
ベルトにはショルダー・ウェスト・チェストの3種類があります。
調整の手順は以下の流れとなります。
①全てのベルトを完全にゆるめて背負う
②ウェストベルトを腰骨の少し上で調節する
③ショルダ-ベルトを緩みを取るように短く調整する
④カバンの横揺れを防ぐためにチェストベルトの緩みをとる
調整が完了したら実際にカバンの中に荷物を入れて背負ってみて下さい。
20分くらい外を歩いて肩が痛かったりすると、調整が上手くできていません。
そんな時は①からの流れをもう一度行って下さい。
富士登山では登頂の鍵はほぼほぼ事前準備です!気軽に行けるからなんとなく明日行こう!という感覚で登山に行くと、
しんどいだけの登山になります。準備をしっかりして楽しい登山にいきましょう。